タッチとみなみのしっぽ

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みなみの病気

みなみのお里のママさんとお話できて
やっと気持ちの整理がつきました
みなみと同じような病気を持って生まれてきた子達に
少しでも情報提供できればと思い
ここにみなみの病気の経緯を書き残したいと思います
病名を検索すれば、その病気のことは調べられます
でも、私が知りたかったのは生の声でした
私とみなみの経験が、少しでも参考になれば幸いです

みなみの病気は「異所性尿管」
異所性尿管は先天的疾患です
尿管が膀胱につながらずに膀胱以外の所につながってしまっている病気です
そのために、尿漏れを起こすという現象が現れます
みなみの場合は、左側の尿管が直接尿道につながっていました
それに加え、左側の腎臓が萎縮していました
血液検査の結果からは腎不全を疑うというものでした
現在は、腎臓の処方食を食べることによって
腎臓の数値がよくなってきています
食べ物の影響がとても大きいことを実感しました
腎臓という臓器は、その機能が25%働いていれば
血液検査上の数字としては正常範囲内の数字が出るそうです
なので、血液検査の数字が正常範囲外となった時には
かなり悪化している状態なのだそうです
みなみの手術前の数字は、すでに腎不全の値でした
腎臓の悪い子には、たんぱく質の多いものはあげられません
成長期だからと、たんぱく質高めのフードを選んでいたことを悔みました
もっと早い時期から処方食を食べさせていたら
腎臓の機能を今よりも守ってあげられたのではないかと思います

異所性尿管は、ハスキーが流行った頃
ハスキーによくみられたようです
ハスキーブームが終わってからは
とても稀な病気だそうです
実際、大学病院や泌尿器専門医を調べてみても
異所性尿管の症例は数少ないものでした

みなみの症状がどうだったのかを経過と共に書き記します

2015年2月18日 みなみお迎え
家に連れてきたその日からオシッコの回数の多さが気になる
パピーだから、こんなものかも?と思ってみたものの
10分おき位にする時もあった

2月19日~21日
興奮するとおもらしすることがあった
うれションしちゃう子なのかも?と思った
「スワレ」「待て」をさせると床がオシッコで濡れていた
朝起きると、お布団が濡れていた
オシッコの切れが悪く、トイレから出るとぽたぽたと漏れた
これは、パピーだからゆえのことなのか
異常なのかの判断に迷った

2月22日
オシッコの回数をカウントするためノートをつけ始める

2月23日 
家の環境にも慣れてきたので
マリンがお世話になった I 動物病院にワクチネーションの相談に行く
その時、頻尿が気になること
興奮したりするとオシッコが漏れる時があること
お座りをした後に、オシッコの跡が残ることなどを相談した
受診中、診察台の上にオシッコがぽたぽたと漏れたのを見て
「異所性尿管」ではないかと言われる
もし異所性尿管だとしたら、自分の所では検査できないのでと
設備が整った S 動物病院を紹介してもらう
その足でS 動物病院に向かった
すぐに半日の検査入院
血液検査、膀胱からの直接採取で尿検査、エコー検査、レントゲン検査
<検査の結果>
尿の比重が低い(尿が薄い)
白血球が出ている(どこかで炎症を起こしている?)
左の腎臓の形が異常(後々、萎縮していると説明があった)
異所性尿管かどうかの検査は、血管造影検査をしないとわからないと
言われたが、2ヶ月と言う月齢で血管造影検査はしたくないと伝えた
多飲多尿が尿漏れの原因になっていることもあるので
どれくらい水を飲むか、きちんと計ってくださいと言われる

2月24日~3月1日
水を飲む量の目安は「体重1キロあたり90ml」とのこと
このころのみなみの体重は6キロ前後だったので
540ml以上飲んでいれば多飲多尿とのこと
みなみは600ml~800ml 飲んでいたので
明らかに多飲の状態だった

3月2日
2回目尿検査
比重はやはり低い
白血球もまだ出ている

この間のみなみの様子
朝起きると、寝ているお布団がかすかだが湿っている
寝ている時にお股をさわってみると、濡れている
お股の毛の先に水滴が溜まっている時がある
逆に遊んでいる時には、あまり濡れていない
ご飯待ちの時に、座っているところが濡れる
などの症状が気になる

3月10日
生後約3ヶ月
2回目のワクチン 体重7.14キロ
3回目尿検査
比重はやはり低い
白血球もまだ出ている
飲水量 少ない時で530ml 多い時で900ml
尿漏れについては、尿検査をしながら様子を見ましょうと言われる
尿の比重が低い事が意味することについて聞いてみる
腎臓でオシッコを濃くすることができないと言うのは
腎臓の機能が低下している可能性があるとのこと
腎臓に関する病気にはどういう病気があるかについて説明してくれた
何が原因なのかをはっきりと知りたかったが
みなみの身体に負担になる検査はしたくないと意思表示した
1ヶ月後に再度、尿検査をしましょうということになった

3月29日
気休めになればと、泌尿器系にいいと言われるクランベリーのサプリを
あげ始める
(これは、先代のマリンも生後半年の頃からなくなるまでずっと
ストラバイトの結石症だったため、マリンにも飲ませていたサプリ)

4月8日
4回目の尿検査
比重が低いのは変わらず
白血球も出ている
1ヶ月後に再検査することに
血管造影検査の時期をいつにするか相談した
もし異所性尿管だとしたら、避妊手術と一緒に手術をしたらどうかと
提案された
そうするのであれば、血管造影検査は避妊手術の前で
いいのではないかと言われる
この頃、避妊手術は秋になってからと考えていたので
それまでこのまま検査をせずに待ってもいいものなのかどうなのか
ということが一番気になった
それについて聞いてみると、秋まで待ってもいいのではないですか
との回答だった
多分、みなみは異所性尿管ではないと判断されていたのではないかと
思われる

この間のみなみの症状
飲水量 多い時で1300ml
この頃のみなみの体重は約13キロ
体重が増えたので、それくらい飲んでいても多すぎと言うことは
ないのかも?
オシッコの漏れは、日によって違った
毎日の床掃除が苦痛でなくなってきた頃(床掃除が日課になったため)

5月6日
5回目の尿検査と血液検査
尿の比重は低いまま
白血球も出たまま
詳しい検査機関に出した方がいいかもしれないと言われた
膀胱から直接採取した尿を検査機関に出してみましょうと言うことになった
この日、異所性尿管かどうかをはっきりさせたいと相談した
体重も15キロになったし、血管造影検査をしてもいいのでは?
と言われたのでその日のうちに半日入院で検査をした
検査項目は、血管造影検査、エコー、レントゲン、血液検査
<検査結果>
左の腎臓が右の半分位の大きさしかない(右約6センチ、左約3センチ)
左側の腎臓は、萎縮してはいるが尿を作って送り出せている
膀胱の形が変形していて、レントゲンを見ると膀胱が骨盤の影に
隠れてしまっているので、尿管が最終的にどこにつながっているのかを
判断することができなかった
尿管がどこにつながっているのかを調べるには
麻酔をかけてCTを撮るしかないとのこと
麻酔をかける検査に私が難色を示したこともあり
避妊手術をするのであれば、その時に肉眼でどこにつながっているのかを
確認するのはどうかと提案される
ただ、肉眼確認して異所性尿管だとわかったとしても
その時は避妊手術のみで一度お腹を閉じますと言われた
泌尿器の病気の場合、性急な手術をすると尿漏れがひどくなる可能性が
あるからだと説明があった
それならば、麻酔をかけてCTを撮る方がいいのかと悩んだ
S 動物病院を紹介してくれた I 動物病院の先生に相談に行った
血管造影検査で異所性尿管かどうかがわかるということで検査したが
結果は、結局どこに尿管がつながっているのかわからなかったので
麻酔をかけてまで検査をして、またわからなかったら検査をする
意味があるのか?という不安があった
I 動物病院の先生からは「S 動物病院で、CTを撮ったらはっきり
分かるんですか?と聞いてみてください」 と指示を受ける

5月29日
膀胱から尿を直接採取するための検査に行く
検査機関に出す前に尿チェックしてみたら
初めて白血球が出なかったので、これならば詳しい検査は必要ないでしょう
と言うことになった
I 動物病院で指示された通り「CT検査をしたら、異所性尿管かどうかが
はっきりわかりますか?」と聞いてみる
「わからないこともあります」との返答
逆に尿漏れがそれほど深刻な問題ですか?と聞かれた
日々の生活で困るのならば、オムツをしてみるのはどうでしょう?
と提案された
異所性尿管は非常にまれな病気なので
みなみがそうとは限らないと言われる
成長と共に止まる可能性もあるので
しばらくは尿検査で様子見でいいのではないかと
腎臓の機能が弱いのであれば処方食にした方がいいですか?
と聞いてみた
血液検査の結果は、ほぼ正常値だったので、処方食にしなくても
いいでしょうと言われる
今から思えば、この時点で処方食をあげるべきだったと思う
自分の判断の甘さが悔やまれる

6月23日
尿検査
比重は低いまま
白血球はほぼなく、きれいな状態だった
異所性尿管について相談してみても
異所性尿管ではない可能性もありますよね?!と返された
どうも話がかみ合わず、信頼関係を築けないと判断した
みなみも、この先生を見るだけで逃げるようになったし
みなみのストレスを考えても、病院を変えようと決めた

7月14日
みなみと同じお里から何年か前にパピーを迎えている
H 動物病院にオシッコを持って行った
H 動物病院の院長先生は画像検査で定評がある先生で
マリンの最後の診断も、こちらでしていただいた
すぐに診察室で、エコー検査をする
腎臓の大きさ、右8センチ、左3.2センチ
前回の検査の時から右が2センチ大きくなっていた
左の腎臓の働きが悪いので、右がカバーしているために
大きくなったのでしょうと、これは良い状態とのこと
S 動物病院では、CTを撮っても異所性尿管かどうかわからないこともあると
言われたが、H 動物病院では、CTを撮ればはっきりしますという
答えが返ってきた
この言葉にどれだけ救われたかわからない
7月29日にCTを撮る事を決める
その結果次第で、避妊手術と一緒に手術するのが
みなみにとって一番負担が少ないでしょうということになった

7月29日
CT検査
検査前の血液検査の結果、腎臓の値が急激に悪くなっていた
<CT検査の結果>
左側が異所性尿管
尿管が膀胱ではなく直接尿道につながっていた
みなみの場合、左側の腎臓が委縮していて
今はオシッコを作り出せているが
その量が少ないために尿漏れの量も少なかったのではないかとのこと
普通の異所性尿管であれば、もっと尿漏れの量が多かったはずなので
すぐに異所性尿管と判断できたが、尿漏れの量が少ないみなみでは
詳しい検査をしなければ判断できなかったと思うと言われた
手術をするにあたってのリスクの説明を受けた
合併症について、水腎症になる可能性についてなど
手術をしない選択肢もあることの説明も受けた
血液検査の結果を見ると、右側の腎臓にも機能障害がある
可能性ありとのこと
「腎臓が悪いと最終的にはどうなるんですか?」と聞いてみた
「尿毒症を起こすでしょう」と
みなみは、まだたったの7ヶ月なのにと思ったら
涙を止めることができなかった
先生とかなりの時間、話をさせてもらったが
リスクの話を聞いてしまったら、すぐに手術をしてくださいとは言えなかった
先生からは、食事をすぐに処方食に変えるようにと指示が出た
それから、たんぱく質の多い肉や魚類をあげないようにと
H 動物病院を出た後、再び I 動物病院に相談に行った
「手術をしなければ、今の状態が改善されることはない
生活の質をあげるには、手術をした方がいいのではないか」との見解
「水腎症のリスクがあったとしても、右の腎臓が大丈夫なら
左の腎臓を摘出しても、それほど大きな問題にはならないでしょう」と
みなみの右の腎臓の機能にかけてみようと思った
この日の夜から処方食を始める

7月31日
H 動物病院に手術をしてくださいとお願いする
手術日、8月3日に決定した

8月3日
みなみ、異所性尿管と避妊手術
術前の血液検査の結果、腎臓の数値がよくなっていた
処方食に変えてまだ数日なのに、これほど変わったことが驚きだった
処方食効果が出て良かった!

<術後の説明>
みなみの左の尿管は膀胱の壁にくっついて尿道につながっていたので
膀胱の壁を切って、そこにつなぎ直した
尿道までつながっていた部分は、かなり太くなっていて
先生の言葉をそのまま書くと
「教科書通りのふさぎかたでは漏れてしまうので
漏れないところで管を縛りました」とのこと
これで尿道へのパイプが遮断されたので
尿がそこに流れることはなくなりますと
左側の腎臓付近までカテーテルを入れて
どの位の量のオシッコを送り出せているかをチェックしたいので
最低でも1週間はカテーテルを入れたままになると説明があった
手術中の画像を見せてもらいながら、丁寧に説明をしてもらった
(画像を見るかどうかは飼い主の意思確認があり、私は見たいと伝えた)

8月11日
みなみ退院
手術をした翌日から元気いっぱいだったので
安心して病院にお任せすることができた
入院中、病院の室内ドッグランで毎日遊んでもらったようで
みなみは楽しい入院生活だったみたい^^
おしり回りをシャンプーしてもらっていて
きれいな状態で退院できたのはありがたかった

今後、気をつけることは腎盂腎炎にならないようにすること
カルシウムとたんぱく質の多い物はあげないようにすること
食欲のチェックと
嘔吐をしないかどうかのチェック
お水を飲む量を制限してしまうと命取りになるので好きなだけ飲ませる事
定期的な血液検査で腎機能のチェックが必要な事など説明を受けた

退院後から今日現在まで
見た目のみなみはまったくもって元気、元気!
ただ、頻尿が気になるところ
お水を飲む量も半端ないので、これはしかたないのかもと思う
次回の診察は8月26日
また経過報告したいと思います

手術を終えた今、思うことは
異所性尿管だけの問題であったなら
もっと早くに手術をしてあげた方がよかったのかもしれません
WAN友のお里のブリーダーさんの所でも異所性尿管の子がいたそうで
その子は信頼できる大学病院で生後3ヶ月で手術をし完治したそうです
腎臓への負担を考えると、早く手術をしてあげた方がいいのだと思います
みなみの場合、避妊手術をするという事を決めていたので
異所性尿管の手術をし、避妊手術をする、という2回お腹を開くということを
避けることができたのは良かったのではないかと思っています
ネット情報では異所性尿管の手術をしても成功率は50%と
書いてあるところもあります
手術をした病院でも、尿道の筋肉が弱ければまた尿漏れする可能性があるとも
言われましたが、今のところ大丈夫そうな感じです
たかが尿漏れと思ってしまえばそれまでですが
みなみを迎えて、マリンと同じようにいろんなところに一緒に行きたいと
思っていた私にとっては、尿漏れは大きな問題でした
なによりも、いつもお股が気になって舐めているみなみを見るのが
とても偲びなかったです
なんとかしてあげたい・・・
ずっとそう思っていました
S 動物病院で「尿漏れってそんなに深刻な問題ですか?」と聞かれた時
とてもショックでした
ドクターと言うのは、病気を治すだけが仕事ではないと思います
飼い主の気持ちのサポートもしてほしいと思います
どんなに腕が良かったとしても、信頼関係を築けない先生に
大事な命をおまかせすることはできないですよね
これから先、みなみの腎臓が元気に機能してくれること
一緒に祈ってください

長々と書きました
異所性尿管で検索している方のお力になれますように
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Comment

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015年08月21日(Fri) 23:15
No title
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みなみちゃんが元気になってく姿が見れて嬉しいよ。
日頃のおてんば姫とは別に
みなみちゃんの体は病気と闘ってたんだね。
ママも変化を見逃さず
みなみちゃんに一番よい選択は
悩みに悩んだことと思う。
将来のみなみちゃんの為の手術の決断も・・・
術後の経過はどうかな?
これから腎臓が元気になりますように
きっと元気になるぞ~v-91




2015年08月23日(Sun) 09:19
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とても勉強になりました!
勇気を持って書いてくれて、ありがとう❗️

みなみママの考えて考え抜いた時間は、絶対に無駄でないと思います。
そして、選んだ道もみなみちゃんにとって、最善だと信じますよ(^.^)

我が子の運命を決める重さを、みなみママのようにみんなが真剣に感じてくれたらいいなぁと、思います。

心を込めて…頑張って‼️
2015年08月23日(Sun) 19:34
まろんママへ
編集
みなみ、と〜っても元気だよ(*^^*)
どこが悪いの⁈って感じ。
マリンもね、なんだかんだ言われながら15才まで生きてくれた。
きっと妹のみなみも、お姉ちゃんの後につながるって思ってる。
まだまだ始まったばかりだもの!
い〜〜っぱい楽しむよ〜
早くお出かけしよう〜
2015年08月23日(Sun) 21:02
べべちゃんママさんへ
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応援ありがとうございます(*^^*)
みなみ、いっぱい頑張ったから
これからは楽しいことだけだよね!
一緒に行きたいところがいっぱいあるの。
マリンお姉ちゃんに負けないように
楽しいことたくさん、たくさんしたいの。
いつかご一緒できる日が来ること
楽しみにしてます
2015年08月23日(Sun) 21:07












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